動きと体重のかかり方の偏り疲労
長くサーフィンを続けている方が脚の痛みでいらっしゃいました。
サーフィンのようなスポーツは片側に体重がかかりますので、そちら側がとても疲れます。
この方の場合は正確に言うと太ももの外側から前側、股関節の内側に痛みがあり、やはりサーフィン後に非常に調子が悪くなるそう。
通常時でも脚が重い感じで、股関節を開こうとすると痛みが出ていました。
観てみますと
・外側広筋・・・太ももの外側
・大腿直筋・・・太ももの前側
(上の写真の太ももの青のあたり。脛は前脛骨筋)
・内転筋・・・太ももの内側(上の写真の赤のあたり)
にそれぞれ張りがあり、もう片方にくらべて太さも太いです。
これは長年にわたってサーフィンで体重をかけていたために太くなったことに、筋肉の張りがプラスされているのが出ていますね。
さらに骨盤にねじれの癖もありました。サーフィン時は少し体を捻じっていますから、それが出ているのかも。
そこでそれぞれの筋肉を丹念にゆるめ、骨盤を調整しましたら、脚が非常に軽くなり、股関節の痛みも治まったそうです。
やはり片側に体重がかかるとか、片側への動作が多いようなスポーツには注意が必要です。
・スポーツ後に使った箇所をよくストレッチする
・時々反対の動作も行う
ということをやっておくようにすることが、パフォーマンスの向上と怪我を防ぐのに有効ですね。
当院のストレッチ動画です。ご参考になれば幸いです。