大胸筋の張りと胸骨や肋骨の動き
時々聞く訴えに、「胸のつまった感じ」というのがあります。
例えば
・デスクワーク
・座っての授乳
などで背中を丸めた猫背の姿勢で長時間過ごしていたりする時に起こることが多いように感じます。
胸の真ん中には胸骨という硬い骨がありますね。
この赤い骨が胸骨。このあたりにつまり感を感じるわけです。
青いのが肋骨とします。肋骨は背中に回って背骨につながっています。
胸骨と肋骨とは実は肋軟骨でつながっており、それが緑のあたり。このおかげで肋骨には柔軟な可動性があります。ところがつまり感がある場合、ここの可動性が悪くなっています。
この上には大胸筋という胸の筋肉があり、それが縮まって緊張していることでつまり感が出ている場合はここをよくゆるめればつまり感は治まってきます。
ストレッチする場合は胸を開くように。
ヨガならこんなポーズ。らくだのポーズ。
当院のストレッチ動画です。ご参考になれば幸いです。
でも、今一つつまり感が取れない、可動性が回復しないような場合は背中のほうを見ます。胸骨と肋骨が可動していない場合、同じくそれに対応した背骨と肋骨の可動も悪くなっているのもなんです。
ちょうど肩甲骨の内側あたりなので、そこの可動性を回復させるように調整すると、胸のつまり感も取れてきます。