春は体が弛んでくる季節。だから変動も大きいのです。
このところどうも股関節周りの痛みや違和感を訴える方がちらほら。
先週は特に股関節の外側からお尻側あたりの痛みの方が何人かいらっしゃいました。動くと痛い、歩くと痛い、体重がかかると痛い、と言うような症状です。
脚の付け根の外側の出っ張った骨は、大腿骨の大転子と言う部分です。
この大転子の上(上の写真のピンクの★)あたりや、
大転子の後ろ側。
この大転子と言う部分にはお尻の筋肉の多くがつながります。ですので、体重が何らかの理由で片側にかかり気味になっていると痛くなりやすいです。
体重が片側にかかって痛くなるというのは何も股関節に限ったことではなくて、膝や足首でも起こりうることではあります。このあたりは普段の体の使い方や癖などによって変わるのだと思います。いつも同じ側を下にして寝るとかもそうですね。
施術では
・大転子という骨の周囲のお尻の筋肉あたりをよくゆるめる
これは痛いほうとそうでないほうを押してみればすぐに分かります。
痛い側の筋肉は張っているので硬く、押されるとちょっと痛いです。
・骨盤や背骨などを調整
筋肉を弛めるだけでも痛みは治まってきますが、脚の長さに差が出ていたりすると片側への負担が大きくなり、再発しやすくなりますので、骨盤、背骨、膝や、足首などの関節を必要に応じて調整します。
脚の長さが極端に違う場合は靴の中敷きで調整した方が楽になる場合もあります。
を行います。
春一番が吹き気温が上がりますと体が弛み始め変動します。その分不調も出やすくなります。
片側が弛んできたがもう片側はまだ、と言うような時に体の左右差が大きくなり、不調を招きやすいと言えます。
体が徐々に緩んでスムーズに動くようにうながしてやるのが春ですね。
当院のストレッチ動画です。ご参考になれば幸いです。