サーフィンと脚の痛み

Leg pain from surfing

 動きと体重のかかり方の偏り疲労


 長くサーフィンを続けている方が脚の痛みでいらっしゃいました。


 サーフィンのようなスポーツは片側に体重がかかりますので、そちら側がとても疲れます。


 この方の場合は正確に言うと太ももの外側から前側、股関節の内側に痛みがあり、やはりサーフィン後に非常に調子が悪くなるそう。


 通常時でも脚が重い感じで、股関節を開こうとすると痛みが出ていました。


 観てみますと

脚の前側

・外側広筋・・・太ももの外側

 ・大腿直筋・・・太ももの前側

 (上の写真の太ももの青のあたり。脛は前脛骨筋)

内転筋

・内転筋・・・太ももの内側(上の写真の赤のあたり)

 にそれぞれ張りがあり、もう片方にくらべて太さも太いです。

 これは長年にわたってサーフィンで体重をかけていたために太くなったことに、筋肉の張りがプラスされているのが出ていますね。

 さらに骨盤にねじれの癖もありました。サーフィン時は少し体を捻じっていますから、それが出ているのかも。


 そこでそれぞれの筋肉を丹念にゆるめ、骨盤を調整しましたら、脚が非常に軽くなり、股関節の痛みも治まったそうです。


 やはり片側に体重がかかるとか、片側への動作が多いようなスポーツには注意が必要です。

 ・スポーツ後に使った箇所をよくストレッチする

 ・時々反対の動作も行う


 ということをやっておくようにすることが、パフォーマンスの向上と怪我を防ぐのに有効ですね。



(2016年7月ブログ記事より加筆修正)