腕を斜め上に挙げた時の肩の痛み(投球動作など)

Shoulder pain due to pitching motion

 ピッチング動作なんかで痛いです(ローテーターカフの痛み)


 肩が痛むと仰る時に多いのが「腕を斜め上ぐらいに挙げたくらいが一番痛い」というもの。

投球動作

だいたいこのぐらいの角度ですね。腕をまっすぐ上に挙げてしまえば痛くないのです。ボールを投げるような動作でも真上から投げれば平気ですが、斜め上からだと痛いですね。


 こういう時には肩甲骨にある棘下筋が過剰に緊張していることがとても多いです。棘下筋というのは肩のローテーターカフ(肩回旋の筋肉。肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋)の1つ。

棘下筋

 ちょっとわかりにくいですが、指先で押さえているところあたりが棘下筋です。張りがあれば痛くない側とくらべて痛みがありますのですぐにわかります。ここをよくほぐしてゆるめると良いです。

ローテーターカフ

さらに、以前にも書きましたが、肩甲骨と上腕骨の境目のあたり(ローテーターカフの筋肉の腱が集まるところ)や、

大円筋・小円筋

 脇の下に近いあたり(大円筋や小円筋)も押してチェックしてみて、逆側と比べて痛いようならよくほぐしておくと良いです。

(2017年8月ブログ記事に加筆修正)