肩が凝る前に時々行うと効果的
近年、男性女性問わずデスクワークが多くなりました。
昔はPC作業は内勤の女性が担当し、男性は外回り。だからデスクワークで肩こりは圧倒的に女性が多く、男性は腰痛が多かったものです。
でも今は男性もPC作業が当たり前。肩や首のこりや痛みで当院にお越しになる方も多くなりました。
こんな仕事をしている僕でも、PC作業をすると肩が凝ってきますね。
凝るというのは、その部分の筋肉に緊張があって、血液の流れが悪くなっており、酸素不足、栄養不足、そして老廃物が溜まっているということ。同じ体勢が続き、筋肉が動いていないため、血液の出入りが少なくいのです。
血液の出入りがあれば酸素や栄養が筋肉に供給され、老廃物は出て行きます。
だからその緊張を弛め、血液が流れる状態に戻す必要があるのです。
肩こりの場合は、首から肩への筋肉が緊張して縮まっています。無意識のうちに首を縮め、肩が上がった状態になっているわけです。
作業中から肩を落として、上げないよう力まないようにしていれば良いのですが、なぜか上がってきてしまうものですね。
なので、せめて時々意識して肩を下げてやるのが良いのです。
というわけでそんなときの脱力運動。僕もときどき行うのですが、まず、
・ちょっと姿勢を正す
・腕をだらんと垂らす
・手のひらを正面に向ける(ここがポイント!)
・そして胸を開くように肩甲骨を寄せて2呼吸(上の写真)。2呼吸めの吐く息とともに脱力。
これだけです。
手のひらを正面に向けることで前に寄った肩が後ろに戻ってくるのです。体は手とか指の動きに付いていくものなんです。
肩が凝りそうになった時、凝る前にやっておくと良いですよ!
さらに、個人的に僕が気を付けていることは
・力まずに座る
僕は施術用の丸い椅子に座っているので、デスクワークには実は向きませんが、ほどほどに腰を立てるようにして座っています。背もたれがないのでしっかり腰を立てようとすると腰が力んで疲れてしまうので、力まない程度にしています。
・肩の力を抜く
無意識のうちに肩に力が入って肩が上がるのが凝りの一番の原因になりますので、なるべく肩を落として力まないことを意識します。
・マウスを左にする
右ききなので普通は右でマウスを使うことになりますが、そうすると右ばかりを使うことになるので、わざと左にしています。もう10年くらいこうなので慣れています。数日やれば慣れますよ。
・時々立ち上がって動く
やはり長時間同じ姿勢でいるというのは、体の同じ所ばかりに負担がかかり疲れます。そうならないようコリや疲れを感じる前に動いて血行を回復するのが理想的です。
ですので僕は肩が凝ってしまった時は逆立ちなどをして、なるべく凝った部分を動かします。
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