よく来て下さっている方が、
「実はもう6,7年前から喉がつまった感じがずっと続いているが、調べても原因が分からない」
と、先日ふとおっしゃいました。
深刻でもなかったからこれまでおっしゃらなかったのでしょう。
原因不明の喉の違和感の場合、僕が普段見ている限りでは胸鎖乳突筋の緊張(凝り)が関連していることが多いです。
胸鎖乳突筋は写真の赤のラインの間のエリアで、顔を横に向けた時に浮き出る分かりやすい筋肉です。
この筋肉でも中ほどの喉ぼとけの横あたりに張りがあると、喉がつまった感じを感じやすいのですが、この方も調べてみますとここにやや張りがありました。
ですので、ほぐしてゆるめましたところ、喉のつまった感じがかなりなくなったそうです。
もっと早く言ってれば良かったとおっしゃっていました。
ここをほぐす際のポイントは、
・優しい力で撫でるようにほぐす
強い力でほぐすと気持ち悪かったり苦しかったりして不快です。
・左右を一度に行わないこと
両方を同時に押すと苦しいですし、頸動脈も近いので危険です。
ちなみに耳が聞こえにくいとかポワーんとするとかいう場合は、この筋肉の上のほう、耳の下あたりをほぐすと良いことがあります。
お試しください。
下は当院のストレッチ動画です。ご参考になれば幸いです。