ウォータースライダーで尻もち後に腰が張る

Low back pain after having a butt

 腰と太ももの前側の筋肉の張りが関係することがあります


 この夏あった症例で、ウォータースライダーで尻もち後に腰が張るというものがありました。


 かなりの衝撃で痛みも結構あったため、病院で診てもらったそうですが、腰の痛みは筋肉の緊張だとの診断だったそう。

 痛めてから3週間経ってもまだ腰の張りが続いており、前に屈むと腰が張り、顔を下に向けるだけでも腰に響くとのことでした。


 このことから尻もちの衝撃が腰から首にまで響いたと考えられ、腰だけでなく首にも筋肉の緊張や椎骨のズレがあることが推察されました。


 僕が見た限りでは、首のズレはさほどではなく筋肉の緊張が少しくらい。しかし腰は腰椎の5番が左にズレ、周辺の筋肉も結構まだ緊張が残っていました。

腰椎5番

 ハートマークが腰椎5番の棘突起。

脊柱起立筋群

 腰の周りの筋肉。ここに張りが残っていました。

脚の前側

 さらに前に屈むと腰が張る場合、脚の前側の筋肉の張りが関係していることがあります。

 今回の場合は太ももの前側、大腿四頭筋に結構張りがありました。

 尻もちの際に脚を突っ張ったりしたのかもしれませんし、腰が痛くて変な歩き方をしていたのかもしれません。


 この時はまず腰の筋肉、太ももの前側を念入りにほぐしてゆるめ、腰椎5番のズレを戻し、あとは全体的に施術いたしました。


 そしてその2週間後に来ていただいた時には、「あの後すぐに良くなりました。」とのお言葉をいただきました。



(2019年10月ブログ記事に加筆修正)