いつも横向きに寝る(添い寝、添い乳など)と起こりやすいです
産後のケアで週一回くらいのペースで来て下さっている方が、肩の痛みを訴えていらっしゃいました。
このようにすると肩の前のほうが痛むとのこと。
水色のハートは三角筋の前側。ピンクの星の肩甲骨の烏口突起。ここには腕にのびる烏口腕筋や胸につながる小胸筋が付きます。
これらのいずれかが原因だろうと推測し、確認してみたところ、圧痛があったのはピンクの星のほうでした(実際には写真の位置よりもうちょっと星マークに近いところ)。
なので、産後のケアの合間にこの個所も入念にほぐし、肩の関節を調整したところ、二回の施術で痛みは消えました。
こういう状況になりやすいのは添い寝、添い乳です。
同じ側を下にして寝ることが多くなると、肩の関節が前に圧迫されてズレてきます。そして上記のような筋肉も緊張してきます。
なので、これを防ぐには、
柱などを使います
壁を使うなら
こんな風に胸の前側をよくストレッチしておくのが有効です。肩の位置より少し上に手を当てるのがポイント。
肘を曲げるとより胸筋がストレッチされますが、肩に痛みを感じる場合はやめましょう。
あとは同じ側ばかり下にして寝ないように、添い乳はなるべくなら左右バランスよく行った方が良いでしょう。
当院の動画もぜひご参考にしてみてください。