梅雨時期にやっておくと腰に良い運動

Exercise that is good for your waist if you do it during the rainy season

 湿度が高くなると腰が重くなるのは腎臓の疲れ。


 梅雨の時期は体がだるい、腰が重い、腰が痛い、下半身がだるい、などの症状が出やすいですね。


 だいたい人の体のほうが季節より早いので、梅雨に入るちょっと前ぐらいからこういう症状でのご来院が増えてきます。


 整体の世界では、梅雨の時期には、


 外気の湿度が上がる→皮膚からの汗の蒸発がしにくくなる→体に水分が溜まりやすくなる→余分な水分を出すために腎臓が頑張る→腎臓が疲れると腰が重く感じられる


 で、さらに、腎臓は腰椎の3番と関連があり、腎臓が疲れると腰椎3番がズレる→腰椎3番は体を捻じる運動に関連するので腰が捻じれる→体重が均等にかからなくなる→腰痛


 このような状況になると考えられています。


 なので、あらかじめ腰を捻じる運動をしておくことで、腰がスムーズに動く状態にしておくのが腰痛予防に良いのです。


 普通に体を捻じる運動をするだけでもいいんですが、野口整体の先生に教わった捻じる運動のやり方のほうが効くんです。で、この捻じる運動にもコツがあるんですよ。

体を捻じる運動

 写真では右にひねる動作。キン肉マンにモデルになってもらいます。

 まず正座をします(キン肉マンは筋肉が凄すぎて膝立ちみたいになってますが正座です)。

 で、できるだけ真後ろを見るように上体をひねります。


 この時に右脚は左のほうへ(赤の→)閉じるように力を込めます(緑の筋肉、内転筋に力を入れます)。ここがポイントです。

 上半身は右、下半身は左、これがちゃんと捻じるということです。全力でやりましょう。

全力で上体をひねって、限界まで来たら脱力して上体を戻します。


 片方終わったら今度は反対も行います。これを2,3回。


 時々行っておくと良いですよ。

 しかし一旦腰痛になってしまうと、動くと痛むようになりますよね。

 まず体を前に屈める、後へ反らす、捻じるのがつらい場合は、

わき腹のストレッチ

 このように体を横に倒し、わき腹をストレッチするだけでも少し腰が動きやすくなります。

わき腹をつまむ

さらに横に倒すのもつらい場合は、

 わき腹をつかんで、少しづつ外に引っ張っていき、

わき腹の皮をつまむ

 皮膚の薄皮一枚になるまで指先でつまんで、最後にピッと離します。つねられるようになるのでめっちゃ痛いですが、痛いぐらいが効きます。本当は他人にやってもらうのが加減がなくて良いのですけどね。

 ちなみにこれも野口整体の先生にご指導いただいたものですが、腰が重い時にこれをやってから腰を捻じる運動をやると、やるまえより捻じれるようになります。


 これを数回行うと腰がポカポカしてきますよ。



 あとは、入浴や運動で意識的に汗を排出しておくのも、この時期の体の重さには有効です。



(2019年 6月ブログ記事ブログ記事に加筆修正)