夏っぽい症状

Summery symptoms

 夏は体がよく動く季節。たくさん食べなくても動けるのです。


 ようやく真夏って感じの暑さ。でも急な雷雨とかが多いですね。だからなのか湿度が高く蒸してます。


 昨日いらした方々を観ていて、ふと、夏っぽい症状のことを考えました。


 体の片側だけが妙に痛くなることが多いですが、偏り疲労でしょう。疲れてくると体の重心が偏ります。ある程度のところで収まっているうちは良いのですが、一定ラインを越えると痛みや不調になってくるものです。


 この時期に体を疲れさせる要因としては、


・クーラーに長時間当たる

 冷たい風が直接当たる部位は当然血行不良になって痛くなりますが、直接当たっていなくても全体に冷えればだるさにつながります。冷気は下に溜まりますから、足首、膝は特に冷えが溜まり痛くなりやすいです。


・冷たいものを摂りすぎる

 冷たい物を摂りすぎると内臓が疲れるだけでなく、お腹の奥の腹筋も緊張しますので、腰痛の原因になります。

お腹の奥の腹筋は腸腰筋

 多いのは腸腰筋。へその横あたりを奥のほうへを押すと痛いですが、ここが緊張していると腰や股関節に痛みが出ます。

・寝苦しいからと床で寝てしまう

 フローリングのような床で寝てしまうと、背中が冷えて痛くなります。


・ソファーで寝てしまう

 夜更かししてTVでも観ながらついそのままということはよくありますが、ソファーの肘掛けに頭を置いて寝ると、首が痛くなります。腰にも良くありません。


・寝る直前まで飲み食いしている

 夏はこういうことが多いとは思いますが、お腹に物が入ったままで寝ると、消化のために交感神経が働き、寝る時に優位になるはずの副交感神経が働きにくくなるため、体に緊張感が残り、休まりにくくなります。寝違えたりしやすいとよく言われます。


 だからこの季節、暑さでただでさえ体が疲れるのに、クーラーの効いた部屋のソファーでビールを飲みながら夜更かししてそのまま寝てしまうというのは好ましくありませんね。




(2016年 8月ブログ記事より)