お腹の冷えはいろんな症状を引き起こすようです
外反母趾とともに起こることも多い内反小趾。小指の付け根が外に張り出してきます。
痛みがあることもあれば、ないこともあります。
痛みがある場合は歩いたりすると痛いですし、靴に当たって痛いという時もあります。
靴の先の細いハイヒールを長く履いていると出ることが多いので、なるのはほぼ女性です。
外反母趾もそうですが、足全体のアーチが少なくなって、偏平足気味になっているところを、先の細い靴で圧迫されるので、指の付け根が横に張り出してきてしまうのです。
また、ハイヒールを履くと足の前側しか地面につきません。そうすると靴の中で脚が前のほうに押されて、脚の指が丸く縮められてしまいます。これはハンマー・トウと呼ばれ、指そのものが痛むこともあり、見れば指の関節のところが赤くなっていたりタコになっていますからすぐにわかります。
極端にいうと、足が靴の形になってしまうのです。
いったん足の形が変わったものは元に戻せませんので、痛みを軽減する施術がメインです。
そして内反小趾の場合は足の外側に体重がかかってしまっていることから起こると思われます。
ちなみに足の外側に体重がかかるのは疲れている時、冷えている時にも起こります。
施術としては、足のアーチをなるべく戻すようにして、必要ならテーピングをします。
薬指と小指の中足骨間(写真のあたり)が狭くなっていることもありますので、そこもゆるめます。
狭くなっているときはたいていつまむと痛いですね。
もしなってしまったら、
・体重が外に乗りすぎないよう、歩き方に注意します。親指側に力がかかるように気を付けます。
・痛みがあるうちは痛みの出る靴は避けるようにします。
・土踏まずが靴にない場合は、土踏まずのしっかりした中敷きを使う必要があります。
ちなみに、足の小指は整体だと心臓に関連すると言われ、経絡としては膀胱。腎・膀胱というのは生殖器も含みます。
そのあたりからすると、下腹部臓器の血行不良との関連も考えられしれます。生理不順とか生理痛とかがあるならお腹を温めるようにするのが良いでしょう。
冷たいものを控え、暖かい味噌汁などを摂るようにするのがおすすめです。湯たんぽで直接温めるのもよいです。
僕は施術時に、腹部に手を当ててゆるめるようにすることもあります。
もちろん足そのものを冷やさないようにしておいた方が良いですね。
でも、まあ、外反母趾や内反小趾には、なりやすいとかなりにくいとかいうのはあるのでしょう。いくらハイヒールを履いてもならない人はならないし、なる人はすぐなってしまいます。
なのでご家族でそういう方がいらっしゃったら要注意ですね。
当院のストレッチ動画です。ご参考になれば幸いです。