外くるぶしの下の痛み

Pain under the outer ankle

 疲れや冷えで体重が外にかかることから出ます


 外くるぶしの下の痛みでの御来院がありました。

腓骨と外くるぶし

 脛の骨(脛骨)の外側には腓骨という細い骨があり(写真水色)、その一番下の出っ張りが外くるぶし。


 その下(写真の赤いところ)を触ると痛いとのことでした。腓骨筋腱が走る箇所。

 疲れや冷えがあると体の片側や後ろ外側に重心がかかるようになったりするものです。

 で、片方の外側に力がかかってくると腓骨が外側にずれたり下がったりします。ほんのわずかですけどね。

 腓骨が下がると外くるぶしの下のところが詰まってきて、腓骨筋腱が緊張し、場合によっては押すと痛みが出たりするんですね。


 お越しになった方は以前にも同じ症状になったことがあり、その時は別の整体院に行かれたそうですが、そこで「ここが痛い時は骨盤がズレています」と言われたのだそうです。


 体のバランスが悪くなっているという意味では間違ってはいないですね。

 バランスが崩れている時はたいてい骨盤のズレもありますから。


 というわけで、体の全体的なバランスを調整し、わずかに下がった腓骨を上に戻すように圧をかけましたところ、施術後は痛みがなくなりました。


 それから10日後にもう一度お越しいただきましたが、痛みの再発はありませんでした。


 寒い季節は特に足首を冷やさないようにしておきましょう。



(2019年12月ブログ記事に加筆修正)