腸腰筋の緊張から出ることがあります
腰痛で、立つと腰が伸びないような時がありますね。
腰の筋肉の緊張かなと思って腰を揉んだりするのですが、それでも思うように良くならない、そんな時はお腹の奥の筋肉の緊張が原因かもしれません。
お腹の奥には腸腰筋があります。上半身と下半身をつなぐ重要な筋肉です。
写真でいうと、大腰筋(赤のライン)と腸骨筋(青のライン)の二つからなります。大腰筋はおへその横あたり、腸骨筋は骨盤の骨の内側縁のあたり。これらの筋肉が緊張していると、指を突っ込んで押してみると痛い場所があるので分かります。
このように靴や靴下を履く体勢が辛いこともありますね。
腸腰筋が緊張している時、なんとなくお腹を触りたくなったりすることもあります。凝っているところには手が行ってしまうものです。
写真は腸骨筋を押しているところ。
セルフケアとして自分でやんわりと押したりさすったりしても良いです。目安は90秒。押し始めの痛みが軽くなるのを感じたり、筋肉が柔らかくなるのを感じたら指を離します。大腰筋はおへその奥にかなり手を突っ込んで押さないとわかりにくいかも。
「うわっ、ここ効くなあ」という箇所を見つけられればgood。
お腹を温かいタオルや湯たんぽで温めるのも有効です。
当院のストレッチ動画です。ご参考になれば幸いです。